山形市で出会いたい・二日目3 | やっと声かけ

夜の山形駅前

 晩夏の山形で、昼は観光、夜はナンパを楽しむべく、一年ぶりの一人旅に出た私でしたが、二泊三日という短い旅程にもかかわらず、二日目の夜を迎えても、声をかけることすら出来ずにいました。

山形市という地方都市の、週末の夜とは思えぬ人通りの少なさに加え、元々小心者の私が、一年のブランクでビビりおじさんに戻ってしまったのが原因です。

 声をかけやすそうな一人歩きの美女を探すも、なかなか見つからず、繁華街をうろうろ、モジモジと過ごしている内に、時刻はすでに22時半を回ってしまいました。

翌朝にホテルをチェックアウトした後は、すぐに帰路につくため、この夜がラストチャンスだだというのにです。

タイムリミットが迫っていたこともあり、山形駅前ペデストリアンデッキ上のベンチに一人座っていた女性と目が合った私は、とっさに声をかけたのでした(前回の記事→山形市で出会いたい・二日目2 | ナンパおじさん今夜こそ)。

浮浪者風お嬢さん

 その女性は、清潔感のある恰好ではなかったため、顔を確認するまでは、浮浪者と紙一重のおばさんかも、とも思っていましたが、若いお嬢さんでした。

「こんばんは」、目が合ってとっさに話しかけたものの、小心者の私は、自分でも引きつり笑いになっているのがわかるくらい、緊張してしまっています。

当然ながら、警戒心を露わにし、完全に不審者を見る目のお嬢さん。冷たい視線を向けられたことで、不審者おじさんは、余計に苦笑いが解けません。

 声も小さくなってしまって伝わらなかった様なので、もう一度「こんばんは」と言いましたが、またもや聞き取れなかったのか、イヤホンを外してくれました。

しかし、お嬢さんの警戒心が解けることはなく、「人待ちですか?」と尋ねると、低い声で「はい」と答えただけで、すぐにまたイヤホンを着けなおされてしまい、会話終了。

「失礼しました~」、そそくさと退散する、小心で不審なおじさん。散々な内容と結果でしたが、とりあえず一人、声かけ出来ました。

弱気なおじさん

 22時41分、デッキから下り、ロータリーを歩きましたが、よさげな女性は見つからず、駅前大通りへ。

22時47分、白木屋の前にて、ノースリーブにジーパンのエロそうなお嬢さんが、前方から歩いてくるのを発見。

歳は二十代半ばくらいか、顔もスタイルも悪くありませんでしたが、化粧が厚く、気が強そうに見えたため、怖気づいてスルーしてしまいました。

先ほど、冷たくあしらわれたばかりで、すっかり弱気になっていたのだと思います。

一年前だと、たとえガン無視されようが、とりあえず一人、声かけが済むと、続けてどんどん声かけていこうという気になったのですが。

夜の山形駅

 22時56分、山交ビル前のベンチに座り、人の流れを見ていましたが、駅前大通りといえど、やはり、駅から離れてしまうと、人通りがほとんどなくなってしまいます。

23時01分、ここではダメだと、再び駅前へ戻るべく、立ち上がりました。

さまようおじさん

 23時を回った山形駅前大通り、カラオケ店の呼び込みは変わらず立っていましたが、居酒屋の呼び込みは閉店時間が近いからか、それとも土曜の夜で繁盛しているのか、いなくなっていました。

ペデストリアンデッキに上がると、あのお嬢さんは待ち人が来たのか、すでにおらず、ベンチには、スーツケースを脇に置いたおばさん一人と、若い二人組のお嬢さん方が座るのみ。

私もベンチに座ったり、柵に寄りかかってロータリーを見下ろしたり、もちろん、獲物を探してはいましたが、気がつけば、23時19分、ただ夜の街を眺める人になっていました。

その後も何も動きはなく、23時27分、もう戻らないつもりで、駅前を去ることに。

夜の山形駅前大通り

 23時半の駅前大通りは、カラオケ店の呼び込みさえもいなくなっていました。

駅から離れるにつれて、人通りは減っていくものの、コンビニ前のベンチ等、いかにも暇そうなお嬢さん方、二人組なら、ちらほら見かけます。

私も誰かと二人なら、片っ端から声をかけたいところですが、ただ歯痒い気持ちで通り過ぎるのみでした。

 そんな悲しい状況の中、山交ビル前の歩道上に、一人で立つ女性を発見。お迎え待ちでしょうが、藁にもすがる思いで、交差点を渡り、近づきます。

シルエットから、おばさんの可能性が高いと感じてはいましたが、予想通り、おばさんでした(´・ω・`)

ショートカットのお嬢さん

 もちろん、おばさんに声をかけるわけはなく、かといって、他に女性も見当たらないので、ひとまず、山交ビル前のベンチに座り、ただただ、途方に暮れるのみ。

「このまま、ホテルへ帰るしかないのか・・・」、心が折れかけたその時、対面の歩道に、駅の方へ向かって一人歩く、細身の女性が!

服装や雰囲気からして、若いお嬢さんで間違い無さそうです。最後のチャンスとばかりに、慌てて再度、交差点を渡りました。

夜の山形駅前大通り山交ビル前

 前方から迫りくるお嬢さんに対し、すれ違いざまに声をかけるつもりで、近づいていきます。

しかし、沿道の居酒屋からちょうど出てきやがった、騒がしい野郎の集団と重なり、さらに、お嬢さんのすぐ後ろを歩いていた男性が、彼氏や友人の可能性もあったため、スルーしてしまいました。

 諦めきれずに振り返り、遠ざかっていく後ろ姿を見つめます。茶髪のショートカット、露出は少なく、きれいめな服装、身長は160くらいか。

後ろを歩く男性とは、話している様子が全くないので、赤の他人だったみたいです。

後を追って声をかけても、キモがられるだけかとも思いましたが、ここで逃げたら後悔すると覚悟を決め、引き返しました。

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする